パイクス参戦の意図
代表の岸本です!
宣言した通り2014年、TEAM MIRAIは6月下旬に
マン島TTからアメリカのコロラド州パイクスピークへ舞台を移します。
マン島TTから撤退をしたわけではありませんが
今年は出場をしないことを決めました。
理由は察して頂ける方も多いと思いますが、
やはり松下さんという盟友を亡くしてしまったことが一番大きいです。
昨年乗ってもらったイアンさんも引退です。
出場へ至るための環境も整っていません。
では手間もコストもかかる海外ではなくて、
日本でレースをすればいいのでは?と思われるかもしれません。
国際的な電動バイクレースがあればと時間を割いて
いくつか働きかけもしました。
しかし前例がないとか冠スポンサーがないということで企画がなかなか通らないか
話すら聞いてもらえない団体もあります。
要するに日本では目の前のことでいっぱいで新しいものを受け入れるのに時間がかかると思います。
自分たちは海外の場合、出来るならば日本チームで日本人ライダーで出場したいという思いがあります。それは昨日アップした動画を見て頂いても松下さんの「日本人としてポディウムに日の丸を上げたい」という一言に尽きると思います。
MIRAIとしては、すばらしいプロダクトがあってそれを操る楽しさや喜び、
そしてもリスクも含めたソフト面までも含めてのプロダクトだと考えています。
また自分はこの電動バイク業界を変えたいと
本気で想っています。
マン島TTもそうでしたが、トップチームは数億円を投下して
レースに対して準備を進めています。
アメリカは日本とは異なり、ベンチャーチームでも資金力が豊富で
最初はそれなりでも年々マシンの性能がアップしていきます。
TEAM MIRAIはどこにも支援されていない完全独立系チームです。
潤沢な資金もありません。
しかし!
電動バイクはまだ開発途上のものです。
必ずしも潤沢な資金がなくても工夫と創意で
優秀なマシーンを作ることが出来れば
今後の電動バイク普及に
非常に光が見える成果になると
私は確信しています。
なので自分は開発を進めるためにパイクスのレースに出場を決めたわけです。
賛否両論あるとは思いますがチームとしての決断をまた応援して頂ければとすごくうれしいです。
今回は重い話になってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございました!
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