2016年アメリカ合衆国コロラド州パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムレース(PPIHC2016)

「TEAM MIRAI PPIHC Challenge2016」にご協賛・ご賛同くださった皆様方へ

この度は、弊社レーシングチームである「TEAM MIRAI」の2016年度のメインレースである、「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム レース(Pikes Peak International Hill Climb)」電動バイククラス(Electric Motorcycle Class)参戦にご協賛・ご賛同頂き誠にありがとうございました。
多くの企業様また多く個人の皆様方にご支援頂き、心より深く感謝しております。

2016年度は大会100周年という節目の大会で出場するまでにセレクションがあり、2輪(サイドカー含む)部門は世界中から集まった33台で争われました。
チーム構成も今年は海外から声がかかりMIT・KOMATTI・KTH・buruelなどアメリカやイギリス、スウェーデンの大学チームと多国籍チームとして出場することになりました。

海外大学との共同チャレンジは大変貴重な経験でしたが、一番難しかったのは今年の2輪のレギュレーションがガラッと変わりバーハンドルのバイクでないと(いわゆるアップハンドル)出場出来なくなったことです。

昨年までの韋駄天ZEROは当初の主催者への問い合わせで電動バイククラスは最初から改造バイクなので参戦可能との打診をもらっていて、2016年に向けてレギュレーションに対応した開発を進めていました。しかし年末に2016年への仕様変更の図面提出後、年が明けて認められなくなったと連絡があり、急遽、韋駄天ZERO以外のバーハンドルのバイクに変更してくれと言われ愕然とします。
紆余曲折のあとMITが持っていたZERO社のFXSをベースにデータ解析をし出場車両を構想していきました。我々もZEROから車両を購入し主な開発は日本主導で進めながらも大学チームと連絡を密にしながら役割分担をしギリギリのスケジュールで出場車両を製作致しました。

製作したマシンは「韋駄天FXS」。
軽量コンパクトで瞬発力のあるE-バイクという韋駄天コンセプトを受け継ぎ、FXSをベースしてカウリング・モーター・インバーター・バッテリー・チェーン・サスペンションやタイヤサイズなど車両のディメンジョンまでフレーム以外のほとんどのところを改良し、新しいマシンに仕立てました。

スケジュールが超短期間だったため大変な時間と労力を費やしましたが、チームに協力していただける会社やメンバー、フェロー、大学チームのおかげもあり、渡航寸前に完成し、現地でのテストも当日も非常に難しい路面コンディションでしたが、電動バイククラスで2位になることが出来ました。また4クラスを統合した部門でも3位に入り表彰式のポディウムに上がることが出来ました。

優勝したビクトリーはチーム規模や体制が大きくことなることからも負けてしましたが今年もアメリカのオハイオ大学というボンネヒルで世界最高速記録を持つ大学というだけでなく、マン島TTの優勝経験のあるライダーも2名電動バイククラスに参戦した中での結果です。

電動バイクはまだ開発途上のものですが今はまだ必ずしも潤沢な資金がなくても工夫と創意で優秀なマシーンを作ることが出来ると考えています。

我々は、今後も皆様方のお力添えと一緒に全力で走りチーム一丸となって電動バイクレースでの活動を更に強く進めて参ります。

私どもの感謝の気持を込めて、ご協賛またご賛同頂きました企業様・個人スポンサーの皆様(ハンドルネーム)をこちらにご紹介させて頂きます。(順不同、敬称略)

今年度も誠にありがとうございました!

TEAM MIRAI 代表 岸本ヨシヒロ

2016PPIHC Thankyou for your support!
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