今回のLINK(リンク)なんですが小さな電動バイクで組み立て主体のバイクにしたいと考えています。
バイクって乗って操る楽しみ・セッティングする楽しみ・メンテナンスする楽しみがあると思いますがセッティングやメンテナンスする楽しみも同じくらいあるというのが年齢を経るにつれて感じるようになりました。レースに関しても一斉スタートのレースがレースだと思っていたのが、マン島やパイクスを経験してタイムトライアル形式も味わえるようになったのと同じ変化だったと思います。EVになるとセットアップの領域がわかりやすくなり、いじるのが楽しくなるんです。
構想から初めて設計を2013年から始めていますが、マン島のレースやパイクスのレースが始まるとレーシングマシンの開発が先なので本当に少しづつ形になっていったような感じです。
組み立てへのこだわりは以前、下記のようなTEAM MIRAIのTT零の木工の組み立て工作キットバイクを作ったことがあるくらいです。
まずは乗り味を楽しいバイクにしたいということでレーシングマシンと同時に車体の設計を始めていました。
デザインからではなく、ディメンジョンから始めたという感じですね。当初のタイヤサイズは8インチとか10インチで考えていました。
車体の構想が出来上がると次はデザインです。ところがなかなかアイデアを伝えてそれを形にして具現化するのは本当に難しいです。いいデザイナーさんがなかなか見つからず、一度は諦めかけましたが、SNOWデザインさんとたまたま知り合い、数年かけて形にしてきました。お互い仕事という領域を超えてこういうものを作りたいという情熱があったからかなと思います。
表題のボーンバイクというのは「素のバイク」 で車体は必要最小限の素の状態で自分で車体のデザインを出来たり、乗り味の調整が出来たり、いろいろな部品を交換しやすくなっている、そんなバイクを作りたいなと思いました。