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「TEAM KOMATTI-MIRAI RACING」岸本代表から「2012マン島TTzeroクラスを終えて」

先日お伝えした通り、TEAM KOMATTI-MIRAI RACINGの参戦は残念ながらリタイヤに終わりました。
多くの皆様に支えられて挑戦致しましたが残念ながら結果を残すことはできませんでした。
モーターのトラブルというのが直接の原因です。

TEAM KOMATTI-MIRAI RACINGは、今回日本初の海外ジョイントチームとして出場し異国の地で様々な困難に直面しながらもその都度コミュニケーションを大切に乗り越えてきました。
資金面やスケジュールにおけるマシン製作の難しさ、EV部品の調達や製作の困難さ、また海外公道レースにおける流動的な進行など、柔軟に吸収して対応することが求められました。
しかし、今回我々は参戦を決めてから決勝を走るまで毎日これでもかというくらい本当にたくさんのアクシデントに見舞われました。その都度、日英スタッフみんなで1つ1つトラブルを乗り越えました。
そして日本から9千キロ以上離れたマン島へマシンを運び、決勝を走ることが出来ました。

今年はTTzeroクラスは18チームのエントリーがありました。
予選でマシンが故障したりマシンが完成しなかったりで決勝までに8チームに減り決勝を走りきったEVバイクはたった3チーム4台でした。
我々は不眠不休で出来ることはすべてやり、決勝まで駒を進めました。
挑んだ決勝レースはせっかく松下さんが順位を4位まで上げてくれたのにも関わらずモーターにトラブルが出てストップ。結果としては見事ともいえるくらいの負けっぷりでした。
しかし、多くの困難とさまざまな経験をし、さらなるチームの成長の糧を頂いた気持ちです。
また我々のような小さなチームを応援して頂ける方々の応援の力も、今回「何が何でも決勝を走るんだ」という諦めない強い気持ちにさせてくれたと思います。
今回レース自体は完敗でしたが、多くのことを学ばせて頂きました。
今回の失敗と得られた貴重な経験から多くを生かし、EVバイクの更なる開発や進化をさせてEVバイクの発展を目指しMIRAIは歩みます。

今後も、来年のマン島TTzeroを目標に、その他のEVバイクレースへの参戦や日本でのEVバイクレースの開催、EVバイクの開発を目標に事業を進めて参ります。
今回の参戦に当たってご支援頂きましたスポンサーの皆様、応援して頂きました多くの方々に感謝致します。

ありがとうございました。

決勝当日の写真をご覧ください。

コーエン氏によるモーターチューニング決勝前のセットアップサスペンションメーカーのMAXTONと最終チェック

パドックエリアでTT零12(KM1)はつねに注目を集めました車両点検は予選時より厳しく行われたグリッドで日英のスタッフがKOMATTIマシンをチェック

ライダー松下選手の決意を感じるステッカーグリッドで出番を待つTT零12と松下選手グリッドで集合写真。多聞さんも駆けつけてくれた

15時40分RACEスタート決勝を走りきれなかったマシンを藤井メカがじっと見つめる。 ライダーの松下さんが柔らかい草地にマシンを横たえてくれた心遣いを感じます。2013年に向けてMIRAIのチャレンジは続きます


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